思春期の子供と海外帯同生活を始めて感じたこと

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かなり久しぶりの更新になります。
気づけば、生活は大きく変わり、今は家族でベトナムに住んでいます。
環境が変わる中で、子どもたちも、私自身も、少しずつ変化してきました。
(アラフォーになり、体力の低下とあちこちの不調も実感中です)

久しぶりに、今の気持ちや出来事を言葉にして残しておきたくなりました。

相変わらず、息子はのんびりマイペース、娘はおしゃべり大好き、でも少し内弁慶。
そんな我が家のバタバタな日常をいつか読み返して笑いたいな、と思っています。

今日は、思春期の子供達を連れて、海外に引っ越すまでに家族でどんな話し合いをしたのか
その時の迷いや葛藤、現在の様子について書いてみようと思います。


海外に行く前に、家族で考えた3つの選択肢

海外赴任の話が出たとき、家族で話し合った選択肢は大きく分けて3つありました。

夫だけが単身赴任するという選択
一度海外に行き、母子で2年後に日本へ戻るという選択
家族全員で5年間一緒に過ごすという選択

「夫だけが行く」という選択肢は、最初からありませんでした。
子どもたちにも海外で生活する経験をさせてみたかったこと、私自身も海外に住んでみたかったこと、そして何より、人生の中で家族が一緒に過ごせる時間は思っている以上に短いのではないか、と感じていたからです。特に、思春期という難しい時期に、家族が物理的にも精神的にもバラバラになるより、一緒に過ごしたい、それが一番大きな理由でした。

一番現実的で、いわゆる「安全策」に見えたのは、2年後に日本へ戻るという選択だったと思います。
長男は中学受験をして合格していたので、学校に籍を残し、現地日本人学校に通いながら、塾やチューターをつけて中高一貫校のカリキュラムを続ける。娘は日本人学校に通いながら、2年後に日本の公立学校、もしくは中学受験をして、私立中学に通う。という選択肢もありました。

しかし、最終的に、我が家は③を選択しました。
正直に言えば、②の選択とかなり迷いました。なんせ、長男は中学生。現地日本人学校は高校になるとなくなるので、そうなると、日本に帰るか、インターナショナルスクールに通うか。の2択になります。おそらく元の私学に帰ればそれなりの大学へ導いてもらえるとは思います。ただ、「いい大学に入ることがゴールなのか」という問いが、どうしても頭から離れませんでした。日本の大学だけでなく、海外の大学も含めて、もう少し広い視点で進路を考えてみたい。そう思った結果、一度、合格したことを脇に置いて、こちらで一からやってみよう、という結論になりました。

ただ、それが正解だったのかどうかは、正直、まだ分かりません。
(まだ途中なので、もしかしたら帰っちゃうかもしれないし…..)


現地の日本人学校に通ってみて感じたこと

我が家はまずは二人とも、現地日本人学校に通うことになりました。
長男をインターナショナルスクールに入れることも考えましたが、会社からの補助金が少ないこと、まだ親子とも環境に慣れていないこと、英語にかなりの不安があったこと、などからまずは日本人学校に通うことにしました。
(今、息子はインターナショナルスクールに通っています。その話はまた後日)

学習内容は、日本の学校とほぼ同じです。
ただ、実際に通ってみて感じたのは、学校全体がとてもコンパクトで、シンプルだということでした。

クラス人数は少なめで、転入・転出が前提の環境です。
同じクラスでも、短期間で顔ぶれが変わることがあり、人間関係は固定されにくい印象を受けました。実際、子供達が入学してから、転校生が4−5人クラスに入ってきましたし、この春に本帰国するメンバーも5−6人いるみたいです。

その分、人間関係がこじれにくかったり、環境がリセットされやすかったりと、子どもによっては過ごしやすい面もあると感じています。

先生も海外赴任という性質上、流動的です。数年単位で入れ替わるようで、新しい先生に見てもらえる反面、ずっと学年全体を見続けられる先生がいなくなるのは、少しデメリットのように感じました。


日本人学校で見えてきた長男の課題

まず、日本人学校で長男が実感したのは特に「内申点」という評価の難しさです。

テストの点数だけでなく、忘れ物や提出物、授業態度が成績基準に大きく影響するという点です。

昔から、忘れ物が多かったり、整理整頓が苦手だったり、提出物がギリギリになってしまったり。性格なのか、特性なのか、そこは正直分かりませんが、日本の内申制度では、こうした点が大きく評価に影響することを実感しました。比較的一人でコツコツと積み上げるタイプなので、授業中の発表なども得意ではないことも評価を上げられない原因になったと思います。

私立では、アプリや学校のシステムで管理されている部分が多く、比較的提出物の管理がしやすかったこと。また、テストの点数が成績に占める割合が高かったこともあり、そうした弱点が目立ちにくかったのですが、より日本的な学校環境では、テストの点数と評価が一致しない、という状況に陥りました。
親の目から見れば、もどかしく感じる場面も正直ありました。
万が一日本に帰って再度受験をする可能性や、インターナショナルスクールに編入する際の成績証明書の提出などを考えると、あまりに低い成績を残すことは避けたかったので、色々な面で苦戦しました。

その意味では、受験を通して「日本の評価軸」を知れたこと自体が、大きな学びだったのかもしれません。テストの点だけではなく、整理整頓の必要性や、提出物の内容や期限に、今まで以上に注意を払うということも長男の勉強になったと思います。


現在の状況

海外に来たからといって、子どもたちの世界が劇的に広がったか、語学が一気に伸びたか、そういう「分かりやすい結果」は、まだありません。

ただ、はっきりと良かったと思えることがあります。

おとなしく、のんびりしていて、対人関係を少し心配していた長男が、思った以上に友達を作り、
揉まれながらも、人と関わる力を身につけていること。
初めての引っ越しで、相当緊張していた長女がクラスの代表に立候補したり、友達と毎日楽しく遊んでいること。

外国人の先生や友達、日本とは違う価値観に触れる中で、「当たり前は一つじゃない」という感覚を、少しずつ吸収しているように感じます。

この選択が正解だったのかどうかは、きっとずっと分からないままかもしれません。

ただ、私も子供も大きな変化の中で、確実に強く、逞しくなっていると思います。そして、少なくとも「この時間を家族で一緒に過ごせていること」で家族の絆は日本にいる時よりずっと強くなっていると思います。

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